Twitterの非公式botの作り方と運営
ミスドって『たべたい』という欲求よりも『買いたい』という欲求が強い。ポンデリングを3つ以上たべるとアゴが崩壊する。買いたい欲求とアゴのバランスがあっていない。
①公式のイラスト、アイコン、画像を一切使わない。自作絵または依頼絵に注力。
私が、botをつくるとき最もこだわる一点。非公式botである以上、非公式に徹するからだ。権利うんぬんの問題じゃない。こだわりのレベルである。
「そんなの作れっこない!」
いやいやいやいや!そういう姿勢・方針が大切なのである。
フォロワー数やRT稼ぎももちろん楽しい。気にしすぎると病み要素になる。botを作る側がいかに楽しめるか?続けていく上で核になる要素。
楽しくするには、工夫やオリジナリティが必要。公式絵を使わない方針とマッチする考え方だ。
このルールを設けることでの創意工夫がなされる。非公式botを冠ながらGoogle画像検索で拾ってきたような公式イラストを使うことは卑怯・・・とまではいかないにしろ誰でもできる。ボツ個性を捨てたかった。
非公式botが公式にフォローされる…という事案が稀に発生することもある。フォローでなくともリツイートやFav。目には見えないがROMられている可能性も否定できない。特に誰にもイラストを描かれにくいマイナーなキャラクターほどこちら側からイラストとbotという二次創作を行おう。制作陣の目に留まれば愛されるかもしれない。
二次創作に寛容な…という表現は好かない。自分の絵を認知してくれてる…という喜びを有名無名問わず制作者に感じてもらいたいのかな?
②なりきりアカウントと非公式botの境界線
この線引きは大事。私の方針は『ネタづくりのためにリプライに返答する』のみ。相応のアイコンを持っていればキャラ崩壊、一人称無視を破らない限りなりきる必要もない。なりきりというのは手動。あんまり手を加えすぎると、偶然の面白さが起きづらくなる。
③フォロー返しを自動で行わない
どんな人にフォローされているか?どんな人がリプライをくれるか?を把握するため。名前もできるかぎり憶えておく。暗記とかじゃなくて、自分がSNSをやるような感覚でよい。つぶやくときはSNS感覚は控える。
まとめ、と実際につくってみた所感
①アイコンは自作絵にしてリスペクション
②なりきりアカウント化させない(ネタさがしやリプライするときはOK)
③手動でフォロー返し
んでもって、自分が実際につくってみたbot。
『PC好きな乃莉bot』
↑ひだまりスケッチの乃莉は作中でパソコン好きと公言。
『過去封印フォルダ』は恰好の的。黒歴史ファイルがたくさん詰まっている。
4年も前に作ったbot。
4年前、Twitterでは『〇〇好きな●●bot』という非公式botがぞくぞくと登場した。〇〇にはアニメ・ゲームのキャラクター名、●●は格ゲーや音ゲーが入る。
たとえば
魔法少女まどか☆マギカと音楽ゲームを掛け合わせた非公式bot。曲紹介やゲームのプレイ方法、キャラが実際に言いそうなセリフでのツイートなどが魅力とされる。実際、作中ではゲーセンが登場したり、主題歌コネクトの収録などで話題やネタは尽きなかったと思う。フォロワー数も多い方だと感じている。
手前ミソ、この2アカウントのアイコンを描いたのは筆者です。依頼もされてないのに勢いでアイコン描いて送りつけちゃうくらい好きな非公式botだったのです。
その流れに便乗するかたちで自分もbotを稼働させた。こういうbotが存在してほしかった。bot未経験なので初挑戦となったし実験的でもあった。
●●にゲーム以外のジャンルでも非公式botが作れるんじゃないか?作ったら面白いんじゃないか?と考えた。
音ゲー系botはもうたくさんあるしネタも被りやすい。なりきりも被りやすいし手動なので飽きたりログインしなければ死んだも同然だ。妹系botもたくさんある。私はパソコンを題材にし妹系botとの差異にこだわった、『PC関連のアニメキャラbot』を作る計画を立てた。
料理が得意な人、古典文学に精通している人、体幹、裁縫、食べ歩き、サーバーエンジニア。世の中にはいろいろある。需要ないかな・・・きっとない。ちいさくてもなにか支援ができると思う。
今年の5月、もう1個非公式botをつくった。エロゲーのキャラ。このアカウントこそ、公式にRTされて公式にフォローされたりで若干ゃ冷ゃ汗・手汗だった。でもえっちなツイートZERO。
ゆずソフト、ニトロプラスでもない限り二次創作なんてあまりされないジャンル。制作側は1年ペースで数うちゃ当たるというか量産型というか、そんな気持ちで作ってない制作者も多いが。そうすると作ったはいいがもったいないキャラクターが存在する。
それがこのLaplacian制作のADVゲーム『ニュートンと林檎の樹』に登場するヒロイン『アリス・ベットフォード』である。あ名前言っちゃった。
このアリス、イギリス在住の数学者である。
このキャラクター、せっかく作られたのに本編だけで終わってしまうのは勿体ない!ほどのキャラクターだと思いbotを作ったのだった。