垢消しは正しいのか?
いわゆるハンドルネーム。その名前やアカウント。いくつも持つのは正しいのか。
なんとなく本名っぽいもの。本名と関係のないもの。実は本名。
由来はさまざまだ。
- 「そろそろ本名に代えようかな」
- 「でも今のハンドルネームで呼んでる人もいるんだよな」
本名と違ってハンドルネームは飽和しやすい。大げさに言うと憶えてもらえるだけで奇跡が起こっている。
「あのときはテキトーに決めた。今は方向性が変わった、再決定したい」
う、うーん。悩ましい。たしかに名前は大事だ。考え出したらキリがない。考えすぎると改名をしてしまう。
ある人について『最近ツイートみかけないなー』と日々を過ごしていた。そして数年後、pixiv経由で違うアカウントをみつける。かなり有名になられていた。
感動ものである。もちろん距離は遠くなってしまった。前アカウントは「ねむい」「帰宅」「おはよー」と日常的だった。他人の夢が叶うことは少々残酷である。
ネット上で過去の人を調べたいとき。ファンになったがすでに垢消しをしていた。無名時代の資料、制作物が読みたい。
インターネットアーカイブ(http://archive.org)、Twitterなら過去ツイートをみて会話の断片を知ることができる。
AとBが会話していて、仮にAが垢消しをしてもBのツイートは残る。若干みつけにくい。
使い方を間違えると、警察行きだ。作品愛が強いのかそれともクレイジーなのか。ネットの闇は、いっそう深い。