アトモスフィアの双盃

アトモスフィア(atmosphere)とは空気のことじゃなくて雰囲気のこと

引っ越してから仕事を探さない

仕事を探してから引っ越すか、引っ越してから探すか。その答えは検索するまでもない。世間の一般常識は前者。後者を選ぶ人は頭がおかしいか、リスクを取るのが大好きな変態か。

 

 

やっぱり誰に聞いても引っ越してから探せなんて言わないだろう。引っ越してから探すのは分が悪いのか。引っ越しというのは大きいことのように思える。しかし仕事の方がもっと大きいらしい。人生における仕事の割合は高いのだ。

 

仕事を大きく捉えない、という行為に精神的なメリットを見出す。仕事を大きく捉えると引っ越そうという発想すら起きない。時間がなくて引っ越せないとか。準備もできないだとか。引っ越しという動作について、単純な移動とは言えないようだ。なんだか苦しい。なぜか心の奥底に仕事が引っかかる。当たり前だ、をシャットアウトしたい。打ち克ちたい。そういう世の中の誕生は一切期待できないのか。期待できないなら夢でもいい。小説でもいい。中年男性がライトノベルを好む所以であるのか。少年心は複雑で酸味のある儚さなのか。少年の日の思い出を学校で学ばせる意図なのか。

 

人生における仕事の割合は低い人を探し出し、どのような引っ越しをするのか観察をする。

 

お金、運、環境。外部的であるので、ひっそりと内部的な引っ越しをする。